ベルン。

ニューヨークからスイスの首都ベルンへ。旧市街の中心にあるツィットグロッゲという名の搭には、中世からの時を刻む、美しいからくり時計と天文時計がある。天才科学者アインシュタインは、バスに乗っているときに、ツィットグロッゲの針が止まって見えた事から相対性理論を着想したそうだ。新しい時間と空間の概念の発見に携わった時計塔がここベルンにある。

1905年は「奇跡の年 miracle year」と呼ばれている。
26歳のアインシュタインが、世界を揺るがす革新的な5つの論文を立て続けに発表した年だからである。 この街ベルンでアインシュタインが残した業績は、物理学を超え、現代のわたしたちの生活の多くを作っている。感慨深いものである。

考えているうちに、時間はあっという間に過ぎる。ひとまず、カフェへ。のんびりと、珈琲を片手に、気分は中世にタイムスリップ。歴史的な時計塔前のカフェで、EDIFICEを同期。 絶対的時間から、相対的時間へ。時を忘れて、性懲りも無く「時間」について考えてしまう。吸い込まれるような美しい風景に自然と浮かぶ言葉は、時の旅人。それは私が持っている、このEDIFICEのコンセプトでもある。